駄犬、家を買う

一度人生投げた俺が居場所を手に入れるまでの話

いらない押しつけは聞き流せ

『あなたにぴったりの人がいるのよぉ!』
キラキラした目で。高いテンションで。そういわれたらどう思う?
出会いを探している人にはありがたい話だろう。
いいんだよ。出会いを探している人には、どんどん探してあげてほしい。
ただ、こういう風に話を持ってくる人って、相手の状況は見ない。自分の都合の悪いものは見えてない。
『自分が探してあげなくちゃ!』みたいな謎の使命感。人の都合なんてお構いなしなんだ。
そのうえ、俺の親に『親がちゃんと考えてあげないと!』みたいな、すり込みを行う。
余計にたちが悪い。親がパートナーを探す面倒まで見ないとおかしいみたいな刷り込みを、こいつは平気で行うのだ。うちの母親には、その刷り込みはきかないからよかったけども。全く迷惑なこと極まりない。

そもそも、俺の大事な人枠はもう埋まっている。
それに、俺は男に興味がない。

申し訳ないが、親が子供のパートナーを考える時代はずいぶん昔に廃れている。酷く古い考えに囚われているようだ。いいんだよ。それが子の同意であれば。この人の家ではそれが正義なんだろう。ただ、その人の子供が同意でない場合、その子はとんだ地獄を生きているなと思う。なんでも親が決めるのか?それが本当に幸せな道だろうか?

勝手に話を持ってきて。俺のためだとか、なんだとか。散々ほざきやがって。自分の自己満足と、俺の幸せを履き違えてやがる。

許せん。俺は、この人が大嫌いだ。

っと、見るたびに不快になっていたのは少し前の話。
今も燃え上がるようにイライラするかと言われたら、あんまりない。
これは、考え方が少し変わったからだ。
少し前まで、その押しつけをきいて、俺はぷりぷり怒っていたわけだが。
問題は、奴の迷惑なお節介ではなく、それを聞いて俺がどうするかなのだ。
俺は、押し付けられても変わらない。俺の隣には決めた人がいるし。生憎別枠も設けるつもりはない。
俺が、奴のお節介を受け入れる気がないのならそれでいいのだ。
それに対してぷりぷり怒る事は、間違いなくエネルギーと時間の無駄遣いだ。
うん。そんな時間あったら寝るし。そんなエネルギーあったら、アマプラで映画を見る。
奴に反発することで、浪費するすべてがもったいない。

押し付けられると反発したくなる。よくわかる。
だが、押し付けてくる人を変えることは難しい。その人は、それが押しつけだと思っていないんだ。
だから、俺らが変わってやる。
そいつを糧にして変わってやる。
要らないものをスルー出来るように。
エネルギーを浪費しないように。
日々を自分で考えて生きていくために。
そして、俺たち自身も押し付けることを気づかぬうちにしていることがある。
気を付けて生きてゆかないといけない。

相手を変えるのは難しい。だから、俺たちが変わっていこう。
変わっていこう。自分が幸せになれるように。


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