駄犬、家を買う

一度人生投げた俺が居場所を手に入れるまでの話

『砂』の集会(寝落ちライブ)に参加した話

先日話していた、すみだ水族館の企画に参加したので報告。

結論から言ってしまおう。
『面白く、興味深い企画だった。』

正直、思っていたよりかなり面白かった。
カメラにて水槽の中のチンアナゴの様子を生中継するだけなのだが。やっていることは、それだけなのだが。解説者三人の眠くなる感じの声、そしてハッシュタグをつけてツイッターで質問をツイートすると、その眠たげな声で詳しく教えてくれる。実際に普段チンアナゴの水槽を担当している職員の方が質問に答えてくれるので、世の中にあまり出回らない生の情報を聴くことができる。チンアナゴや海の生物好きにとっては、とても良いものなのではなかろうかと思った。
 自分も、参加する前に事前にチンアナゴについてある程度調べてから参加したのだが、学ぶことが多かった。そして、どんな質問に答える時もチンアナゴへの愛を忘れない。ライブ寝落ち配信『ねむリウム』と称されていたが、チンアナゴ愛好会『砂』のミサともいえそうだと感じた。本当に、ここのチンアナゴ達は愛されているんだなと感じた。俺以外の参加者もきっとそれを感じたと思う。

 概ね、二時間ぐらいか。寝落ちしてもいいよ~というイベントだったが、面白くてもちろん2時間丸ごと起きていた。解説をしてくれた3名の話もとても面白く。質問に対してわかりやすく答えてくれたのはもちろん。途中好きな寿司のネタの話になるなど、ユーモアにあふれていた。ちなみに、すみだ水族館売店で売られているチンアナゴとニシキアナゴのぬいぐるみは、飼育員さん監修のもと作られたもののようで。ニシキアナゴの頭の上の模様など、とてもリアルに再現されているそうだ。そんなこと聞いたら、欲しくなってしまうじゃないか。
 
 参加費100円で、これだけ楽しい企画を提供できるなんて、素直に尊敬。商品開発然り、企画から実際のイベントの開催まで、よくやってくださった。おかげで、イベントを楽しむことができたし、なかなかいい刺激を得られた。

 これに関しては、チンアナゴさんのおかげかはわからないが、ぐっすり眠って翌日すっきり目覚めた。

 すみだ水族館に行くことがあったら、俺はきっとチンアナゴとニシキアナゴのぬいぐるみを連れ帰る事だろう。
 ほんとは、もっと映像や時間を商品化するというアイデアにおいて、面白いことが沢山あったんだけれども、またその話は別の時間に。

 本当、ただの感想文なのだが、今日はこんなとこで。

 自分も、もっと面白いものを。もっと奇抜で珍妙なものを。考えていきたいし、発信していきたい。ただ、ただ。そう思う。俺が、作った物で何を植え付けたいかと言ったら、楽しさや夢や希望ではなく、ある種、恐怖のようなものなのかもしれないなと考えるに至った。俺にとって面白いものを。そう、俺が面白いものを作りたい。誰かの心に響けとか、誰かの性癖に刺さるとか二の次なんだ。どうでもいい。

俺は、俺が面白いと思うものを作りたい。

 こんなことを考えさせられる。本当にいいイベントであった。ありがとう、チンアナゴ