チンアナゴかわいい
先日、ぼんやりとスマホを眺めていたところ、すみだリウムのお知らせが目に入った。
なんと、チンアナゴの寝落ちライブ配信を実施するというのだ。気になってホームページの方にお邪魔してみたところ、こちらもとっても素敵なつくりに。企画した方のユーモアセンス、そしてその企画を実現させる施設の思考の柔軟さよ。まだ世にない面白いものというのは、両者がそろわないとなかなか実現しない。個人的にはそう考えている。本当に面白いこと考えるなぁ。うん、素晴らしい。
俺は結構水族館好きだ。年パス買うぐらいには水族館好きだ。俺が行ってた水族館にも、チンアナゴの水槽があったので、よく見たなぁと懐かしく感じた。
チンアナゴを眺めながら寝落ちする…なんて、素敵な宣伝文句。チンアナゴへの愛にあふれたホームページ。この企画に関しては、本当に愛のこもったページが作られているので、それを是非見てほしい。
日時:2021年11月11日(木)※チンアナゴの日らしい
時間:22:00~24:00
参加費:¥100 ※ラインpayのみ
参加会場:お布団の中
だったかな。たしか。
この企画の面白さは、ホームページを見てもらえればわかる事だと網から、俺はチンアナゴの話をしようかなと思う。
《チンアナゴの身体のはなし》
普段は、砂に体をうずめて過ごしてている彼ら。全長約40㎝、直径1.4㎝程度まで成長するらしい。あらまあ、けっこう長いのね。メスよりオスの方が体が大きくなるらしい。
『尾びれ』
彼らは、尾びれの先で巣穴を掘る。細いからって軟弱者ではないらしい。掩体を自分で掘ってくれるのはとっても助かる。掘るというと、どうしても塹壕や掩体を掘ることを思い出す。そうかチンアナゴ。君も仲間だったか。自分で自分の穴を掘ってくれるのは、本当にいいことだな。チンアナゴはソルジャーだった。うん。なんでも、尾びれをドリルのように使って勢いよく掘り進めるのだとか。身体の2.5倍ほどの長さの穴を作るんだとか。これは、塹壕どころか、トンネルだな。のんびりした顔して、泣かなK必殺仕事人なんだな。やるじゃないか。
『目』
チンアナゴは目がいい。敵が近づいてきたら一斉に砂の中に隠れて身を守る。チンアナゴは視力が良くて、餌の大きさや、敵の種類まで見分けているのではないかということが明らかになったらしい。そうだよな。君、目大きいもんね。あぁ、かわいい。動くものにただ反応しているわけではないんだな。
『斑点』
彼らの身体には、5つの黒い大きな斑点がある。この周りにぷつぷつと黒い粒々がまかれたような模様だ。俺は、ごま塩みたいだなぁとずっと思っていた。うまそう。
身体の側面に2つずつ、上側の黒い斑点の部分にはエラと小さな胸ビレがある。ちゃんと魚なんだなぁ。また、お腹の黒い斑点にはお尻の穴があるようだ。普段はこの部分は、砂の中に隠れているがうんこをするときは巣穴の外まで体を伸ばすらしい。きれい好きさんなんだなぁ。
《チンアナゴの暮らし》
インド洋~西太平洋等、熱帯のあったけぇ海暮らし。いいなぁ。日本の方だと、高知以南や八丈島、小笠原諸島、琉球列島あたりの海域で暮らしているらしい。水深約10ⅿから50ⅿのサンゴ礁周辺の砂地等に巣穴を作るらしい。※海藻を隠れ家にして暮らしている子たちもいるみたい。
『群れ』
チンアナゴは通常、群れをつくって生活している。群れは基本的には、数匹~数百匹単位で作られている。※訳一万匹の群れも過去に見つかっているらしい。
《チンアナゴの夜》
アナゴの仲間は夜行性が一般的だが、彼らは違う。彼らは、昼間にプランクトンを食べて、夜は巣穴で眠るという生活をしている。
《巣穴の話》
チンアナゴの穴は、崩れない。なんでも、皮膚から出る粘液でセメントみたいに固めているのだといわれている。巣穴が崩れないから、いざというときに素早く逃げられる。なんてすばらしい技術だ。富士の演習を思い出す。掘っても掘っても上から崩れ落ちてくるさらさらの砂。そう、富士の周辺は火山灰。きれいに掘るのは至難の業だ。掩体を正規の形で構築するのも結構難しいし、出来上がった掩体に手榴弾口を作るのもなかなか難しい。彼らの技術があれば、あそこに完璧な掩体を構築できるのではなかろうか。とか、夢をみてしまう俺。掩体を思った形に掘れないのが結構気になるタイプの人間だった。俺は。何か書いたり、作ったりするのにも、こだわりというか…まあ美しく作りたかったんだ多分。出来ねぇもんはできねぇからあきらめるけど。だから、綺麗に穴をあけるために、実費で細いスコップ買って持って行ったりしていた。ごめんよチンアナゴ。俺の思い出話じゃん;ごめん、チンアナゴ。
《名前の由来》
和名:チンアナゴ
学名:Hetero Conger Hassi
英名:Spotted Garden Eel(スポテッドガーデンイール)
珍しいから珍アナゴではなく、狆アナゴらしい。日本のワンコ『狆』に似ているから、チンアナゴなんだと。言われてみれば確かに似ている。英語だと、Spotted(斑点のある)、Garden(庭)、eel(ウナギ)となる。アナゴは大きく分類すると、ウナギの仲間らしい。うまいのけ?海底で、揺れるチンアナゴの集団がまるで庭の草木が生えているように見えたことが由来となっているらしい。
うーん。チンアナゴかわいいよな。福岡長崎に行ったときに、水族館によったのだが買ったのがチンアナゴの抱き枕だった。大きい紙袋から、チンアナゴがひょっこり顔を題しているのを持って帰ってきてな。飛行機で(笑)懐かしい。
というわけで。すみだリウム。11月11日に実施されるようなので、興味がある方は是非。俺も参加するつもりでいるので、参加したらまた感想を書きます。
これだ。これ。抱き枕。これ。あぁ、懐かしい。ゴマちゃんって名前つけてたよ。懐かしい。