駄犬、家を買う

一度人生投げた俺が居場所を手に入れるまでの話

『砂』の集会(寝落ちライブ)に参加した話

先日話していた、すみだ水族館の企画に参加したので報告。

結論から言ってしまおう。
『面白く、興味深い企画だった。』

正直、思っていたよりかなり面白かった。
カメラにて水槽の中のチンアナゴの様子を生中継するだけなのだが。やっていることは、それだけなのだが。解説者三人の眠くなる感じの声、そしてハッシュタグをつけてツイッターで質問をツイートすると、その眠たげな声で詳しく教えてくれる。実際に普段チンアナゴの水槽を担当している職員の方が質問に答えてくれるので、世の中にあまり出回らない生の情報を聴くことができる。チンアナゴや海の生物好きにとっては、とても良いものなのではなかろうかと思った。
 自分も、参加する前に事前にチンアナゴについてある程度調べてから参加したのだが、学ぶことが多かった。そして、どんな質問に答える時もチンアナゴへの愛を忘れない。ライブ寝落ち配信『ねむリウム』と称されていたが、チンアナゴ愛好会『砂』のミサともいえそうだと感じた。本当に、ここのチンアナゴ達は愛されているんだなと感じた。俺以外の参加者もきっとそれを感じたと思う。

 概ね、二時間ぐらいか。寝落ちしてもいいよ~というイベントだったが、面白くてもちろん2時間丸ごと起きていた。解説をしてくれた3名の話もとても面白く。質問に対してわかりやすく答えてくれたのはもちろん。途中好きな寿司のネタの話になるなど、ユーモアにあふれていた。ちなみに、すみだ水族館売店で売られているチンアナゴとニシキアナゴのぬいぐるみは、飼育員さん監修のもと作られたもののようで。ニシキアナゴの頭の上の模様など、とてもリアルに再現されているそうだ。そんなこと聞いたら、欲しくなってしまうじゃないか。
 
 参加費100円で、これだけ楽しい企画を提供できるなんて、素直に尊敬。商品開発然り、企画から実際のイベントの開催まで、よくやってくださった。おかげで、イベントを楽しむことができたし、なかなかいい刺激を得られた。

 これに関しては、チンアナゴさんのおかげかはわからないが、ぐっすり眠って翌日すっきり目覚めた。

 すみだ水族館に行くことがあったら、俺はきっとチンアナゴとニシキアナゴのぬいぐるみを連れ帰る事だろう。
 ほんとは、もっと映像や時間を商品化するというアイデアにおいて、面白いことが沢山あったんだけれども、またその話は別の時間に。

 本当、ただの感想文なのだが、今日はこんなとこで。

 自分も、もっと面白いものを。もっと奇抜で珍妙なものを。考えていきたいし、発信していきたい。ただ、ただ。そう思う。俺が、作った物で何を植え付けたいかと言ったら、楽しさや夢や希望ではなく、ある種、恐怖のようなものなのかもしれないなと考えるに至った。俺にとって面白いものを。そう、俺が面白いものを作りたい。誰かの心に響けとか、誰かの性癖に刺さるとか二の次なんだ。どうでもいい。

俺は、俺が面白いと思うものを作りたい。

 こんなことを考えさせられる。本当にいいイベントであった。ありがとう、チンアナゴ

チンアナゴかわいい

先日、ぼんやりとスマホを眺めていたところ、すみだリウムのお知らせが目に入った。
なんと、チンアナゴの寝落ちライブ配信を実施するというのだ。気になってホームページの方にお邪魔してみたところ、こちらもとっても素敵なつくりに。企画した方のユーモアセンス、そしてその企画を実現させる施設の思考の柔軟さよ。まだ世にない面白いものというのは、両者がそろわないとなかなか実現しない。個人的にはそう考えている。本当に面白いこと考えるなぁ。うん、素晴らしい。

 俺は結構水族館好きだ。年パス買うぐらいには水族館好きだ。俺が行ってた水族館にも、チンアナゴの水槽があったので、よく見たなぁと懐かしく感じた。

 チンアナゴを眺めながら寝落ちする…なんて、素敵な宣伝文句。チンアナゴへの愛にあふれたホームページ。この企画に関しては、本当に愛のこもったページが作られているので、それを是非見てほしい。

 日時:2021年11月11日(木)※チンアナゴの日らしい
 時間:22:00~24:00
 参加費:¥100 ※ラインpayのみ
 参加会場:お布団の中
 だったかな。たしか。

 この企画の面白さは、ホームページを見てもらえればわかる事だと網から、俺はチンアナゴの話をしようかなと思う。

 チンアナゴ

チンアナゴの身体のはなし》
 普段は、砂に体をうずめて過ごしてている彼ら。全長約40㎝、直径1.4㎝程度まで成長するらしい。あらまあ、けっこう長いのね。メスよりオスの方が体が大きくなるらしい。
『尾びれ』
 彼らは、尾びれの先で巣穴を掘る。細いからって軟弱者ではないらしい。掩体を自分で掘ってくれるのはとっても助かる。掘るというと、どうしても塹壕や掩体を掘ることを思い出す。そうかチンアナゴ。君も仲間だったか。自分で自分の穴を掘ってくれるのは、本当にいいことだな。チンアナゴはソルジャーだった。うん。なんでも、尾びれをドリルのように使って勢いよく掘り進めるのだとか。身体の2.5倍ほどの長さの穴を作るんだとか。これは、塹壕どころか、トンネルだな。のんびりした顔して、泣かなK必殺仕事人なんだな。やるじゃないか。
『目』
 チンアナゴは目がいい。敵が近づいてきたら一斉に砂の中に隠れて身を守る。チンアナゴは視力が良くて、餌の大きさや、敵の種類まで見分けているのではないかということが明らかになったらしい。そうだよな。君、目大きいもんね。あぁ、かわいい。動くものにただ反応しているわけではないんだな。
『斑点』
 彼らの身体には、5つの黒い大きな斑点がある。この周りにぷつぷつと黒い粒々がまかれたような模様だ。俺は、ごま塩みたいだなぁとずっと思っていた。うまそう。
 身体の側面に2つずつ、上側の黒い斑点の部分にはエラと小さな胸ビレがある。ちゃんと魚なんだなぁ。また、お腹の黒い斑点にはお尻の穴があるようだ。普段はこの部分は、砂の中に隠れているがうんこをするときは巣穴の外まで体を伸ばすらしい。きれい好きさんなんだなぁ。

チンアナゴの暮らし》
 インド洋~西太平洋等、熱帯のあったけぇ海暮らし。いいなぁ。日本の方だと、高知以南や八丈島小笠原諸島琉球列島あたりの海域で暮らしているらしい。水深約10ⅿから50ⅿのサンゴ礁周辺の砂地等に巣穴を作るらしい。※海藻を隠れ家にして暮らしている子たちもいるみたい。
『群れ』
 チンアナゴは通常、群れをつくって生活している。群れは基本的には、数匹~数百匹単位で作られている。※訳一万匹の群れも過去に見つかっているらしい。

チンアナゴの夜》
 アナゴの仲間は夜行性が一般的だが、彼らは違う。彼らは、昼間にプランクトンを食べて、夜は巣穴で眠るという生活をしている。

《巣穴の話》
 チンアナゴの穴は、崩れない。なんでも、皮膚から出る粘液でセメントみたいに固めているのだといわれている。巣穴が崩れないから、いざというときに素早く逃げられる。なんてすばらしい技術だ。富士の演習を思い出す。掘っても掘っても上から崩れ落ちてくるさらさらの砂。そう、富士の周辺は火山灰。きれいに掘るのは至難の業だ。掩体を正規の形で構築するのも結構難しいし、出来上がった掩体に手榴弾口を作るのもなかなか難しい。彼らの技術があれば、あそこに完璧な掩体を構築できるのではなかろうか。とか、夢をみてしまう俺。掩体を思った形に掘れないのが結構気になるタイプの人間だった。俺は。何か書いたり、作ったりするのにも、こだわりというか…まあ美しく作りたかったんだ多分。出来ねぇもんはできねぇからあきらめるけど。だから、綺麗に穴をあけるために、実費で細いスコップ買って持って行ったりしていた。ごめんよチンアナゴ。俺の思い出話じゃん;ごめん、チンアナゴ

《名前の由来》
和名:チンアナゴ
学名:Hetero Conger Hassi 
英名:Spotted Garden Eel(スポテッドガーデンイール)

珍しいから珍アナゴではなく、狆アナゴらしい。日本のワンコ『狆』に似ているから、チンアナゴなんだと。言われてみれば確かに似ている。英語だと、Spotted(斑点のある)、Garden(庭)、eel(ウナギ)となる。アナゴは大きく分類すると、ウナギの仲間らしい。うまいのけ?海底で、揺れるチンアナゴの集団がまるで庭の草木が生えているように見えたことが由来となっているらしい。

 うーん。チンアナゴかわいいよな。福岡長崎に行ったときに、水族館によったのだが買ったのがチンアナゴの抱き枕だった。大きい紙袋から、チンアナゴがひょっこり顔を題しているのを持って帰ってきてな。飛行機で(笑)懐かしい。

 というわけで。すみだリウム。11月11日に実施されるようなので、興味がある方は是非。俺も参加するつもりでいるので、参加したらまた感想を書きます。

これだ。これ。抱き枕。これ。あぁ、懐かしい。ゴマちゃんって名前つけてたよ。懐かしい。

カテキンって、具体的に何者よ?

よく、伊藤園さんのおーいお茶を飲む。最近は、普通のよりも濃茶を好んで飲んでいる。
いつも傍らで俺の生きざまを見守っている、この『濃茶』氏。先日も、パソコンぱちぱちする俺を見張っていた。俺は視線を感じて、濃茶をぼんやりと見つめた…。残念ながら、恋は始まらない。また、俺はしょーもない洒落ばっか考えている。濃茶だけに恋茶…とか、寒いことを言ってみたりして…。オヤジギャグには、最近気を付けてるんだ。もちろん口に出さないようにだ。オヤジギャグを言うことが我慢できないのは、脳が退化しているかららしい。知人から聞いた。本当かは知らん。だが、言い続ける限り…その人から見た俺はそう見え続ける…。もちろんさ!治しますとも!!というわけで、最近は寒いギャグを思いついても言わないでニヤニヤ程度にとどまっている。※十二分に不審者である。

 話は脱線してしまったが、濃茶をぼんやりと眺めていたところ…『健康ガレート型カテキン2倍』の文字が目に入る。うん。カテキン。体に良いのは良く聞くけど。じゃあ、カテキンって何者だよ。って、思う人もいるよなぁ。普通に生きてりゃ、カテキン2倍なんだぜ?って聞いて、ああ、あの体に良いやつね!っていうぐらいしか、カテキンの事考えないよね。ということで、カテキンの話をすることにした。

さらっと読みたい方のために、先にカテキンを摂取するメリットを話しておく。メリットとしては次のようなことがあげられる。
 ・血中コレステロールの低下
 ・体脂肪低下作用
 ・抗菌化作用 
 等
まあ、このように色々と体に良いのだ。

 日本人になじみの深い緑茶で摂取できる上に、摂取すると体に良いことがいっぱいのカテキン氏。じゃあ、彼らは一体何者なのか。やっと本題に入る。
 どうやら、このカテキンらしい。緑茶の苦みの成分は昔からタンニンと呼ばれていますが、そのタンニンの主成分がカテキンということらしい。

 茶葉の中には形の違う4種類のカテキンが存在していて…お茶飲料の製造工程の中で熱処理されると一部が変形するらしい。
   〇茶葉の中のカテキン→熱処理後
   ・エピカテキンカテキン
   ・エピガロカテキン→ガロカテキン
   ・エピカテキンガレート→カテキンガレート
   ・エピガロカテキンガレート→ガロカテキンガレート
 だから、熱処理した後のお茶の中には計8種類のカテキンが存在している。

このカテキン…先ほども言ったように血中のコレステロールの吸収を抑えたりと大活躍なのだが。今回は絞って2点ほど。体脂肪の話と、抗菌の話をしたい。

 〇体脂肪の吸収を穏やかにするカテキン4種
 先ほど出てきた8種のカテキン軍団の中に、脂肪の吸収を穏やかにしてくれる優しい奴らがいる。それが、そう!お待ちかねの『ガレート型』と言われるカテキンだ。
 ・エピカテキンガレート
 ・カテキンガレート
 ・エピガロカテキンガレート
 ・ガロカテキンガレート
 これで濃茶の『ガレート型カテキン2倍』の謎が解けた。実は、体脂肪を減らす!というシールが、しつこいぐらい貼ってある理由が彼らなのだ。ごはんと一緒に、お茶飲むだけで脂肪の吸収を穏やかにしてくださるなんて、なんてお優しいカテキンなのだろうか。ああ、優しい。なにより、俺にやさしい。

 そして、忘れちゃいけねぇ!抗菌作用。

 〇カテキンの男前な抗菌作用
 まず、身近に潜むミュータンス菌(虫歯の原因)の増殖を抑え、プラークの形成も抑制。虫歯予防に効果的だ。彼らが強いのはもちろん虫歯にだけではない。O-157に対し、強い抗菌作用を持っている。加えて、赤痢菌やコレラ菌などの食中毒菌、胃潰瘍胃がんの原因と悪名高いピロリ菌(…名前はかわいいってずっと思っていた)などの増殖抑制作用があることも明らかになっている。
 カテキンはタンパク質に吸着しやすい。最近の細胞膜に取り付いて活動を抑えたり、細胞膜そのものを破壊したりと、かなり過激に活躍しているものと考えられている。
 更に、お茶うがいをするとインフルエンザ予防に。懐かしい、小学校の休み時間お茶うがいする月があったなぁと、とても懐かしい。ウイルスは表面にトゲを持っていて、これで人の細胞に取り付く。カテキンは、このとげに吸着し、ウイルスの侵入を阻止するのでは?と考えられている。

  
 
 緑茶に含まれる食品由来の成分故、副作用の心配はないらしいが、体に良いからってお茶飲みすぎてお腹たぽたぽにならないようにしたい。何事もバランスよくが大事である。

12月のいちご需要はスーパーハイパーすさまじい

先日、いちごの話をする機会があったので、いちごの話をしようと思う。

 通常、いちごが実をつける時期をご存じだろうか。正解は、4月~6月だ。俺の住む地域にはいちご農家さんが点在しているので、ある程度周知の事実だと思う。かなりの人が何となく知っていると思うのだけど記事を書いてみる。
 
 先日、10月半ばの事だ。人といちごの話をしていた。というより、いちごの商品を置いていないことを責め立てられたというべきか。だから、いちごの時期について考えるに至った。話していて、この人の中でいちごは年がら年中出回っているフルーツの王様みたいなもんなんだなぁ、と感じた。春先にに並ぶことを伝えると、『12月ってことですか?』とかなりしかめっ面をされてしまった。いやいや、春先って言ってるじゃないですか。どこをどう聞いたら、12月が春になるんです。と、失礼ながら思ってしまった。来年になってしまいますね、大変申し訳ありません。そう伝えて、お帰りいただいた。
クリスマスなどあるからね。クリスマスのケーキにいちごがのっているイメージあるしね。気持ちはわかるんだ。12月のいちごは、ほんとにお高い。フルーツそのものが高いと、もちろん品物も高くなってしまうんだよ。ああ、わかっておくれぇ。と思いながら、うしろ姿を見送らせていただいた。

というわけで、想像のつく方は多いと思うが12月にいちごが並ぶ仕組みをお話しておきたい。

 先ほど言ったように、いちごが本来実をつける時期は、主に4月~6月の概ね春。※例外の品種も存在する。

 では、12月のいちごがどのように栽培されるのか。そう、みんな大好きビニールハウスを使って、ビニールハウスの中に春のような環境を作り出して栽培している。いわば、人工的な春だ。
 なぜ冬にわざわざハウスの中に春を作ってまで、いちごを生産しているのか…。12月にクリスマスがあり、いちご需要が高まる事と、日本人が初物好きという理由が挙げられる。初物の話は、俺も今回初めて聞いた。
 季節の食べ物を大切にするという文化のある日本人。初めて食べる初物を有難いものととらえる風習がある。なので、5月に収穫されたいちごよりも、4月に収穫されたいちごの方が価値が高くなるらしい。出荷された時期が早いほど、市場の卸価格が上がる仕組みになっているらしいのだ。成程。んで、どんどん早い時期に出荷されるようになっていったんだと。そりゃあ、高く売れた方が嬉しいよな。農家さん大変だもん。うん。そもそも、冬場にビニールハウスの中を春ぐらいに保つなんて、コストもかかるし、手間もかかっているのだ。うまいもんを一生懸命作ってくれることに、感謝しかねぇ。
 こんな日本人の風習的な事情に、クリスマスという大イベントが重なる。クリスマス…クリスマスケーキと言ったら…いちごの乗ったクリスマスケーキだ。12月24日、25日のいちご需要は、スーパーハイパーすさまじい。クリスマスケーキのいちご需要に応えるために12月からいちごの収穫が盛んになってくる。

 ここまで、いちご時期の話をしてきたが、俺がここで本当に言いたいのは、クリスマスにはいちごの乗ったケーキというイメージの強さだ。見てみろぉ。本来のいちごの季節が迷子じゃねぇか。いちごに限られたことではない。技術の進歩によって美味しいものが安定的に、年がら年中食べられるような世の中になっているわけだが、食べ物に季節を感じづらくなっている部分はあるのかもしれないな。日頃食べ物のことを考える仕事を、曲がりなりにもしているので、迷子になっている季節感も自分の中では明確にしておいて、聞かれたときにすぐに答えられるようにしておきたいなと思う。どの食べ物が旬で、どのように美味しいのか。買ってくれるお客さんに、そういう情報も一緒にお届けできたらいいなと思うのだ。日々勉強だ。

 あれだけ、本来のいちごの実る時期は4月~6月と言っておいて今更なんだが…いちごの美味しい時期は実は1~2月ごろと言われている。だから、最初に話した人は、もしかするとこの時期の飛び切り甘いいちごが食べたかったのかもしれないなぁと思った。
 ・いちごは実ってから収穫されるまでの日数が長いほど甘くなる。
 ・収穫されるまでの日数が、気温が低ければ低いほど伸びる。
 
このような条件でいちごが甘くなるのには、酸味の成分になるアスコルビン酸(ビタミンC)の濃度が冬は低くなることや、温度が低いと成長がゆっくり進むためうま味の成分も多く蓄積されるというのが関係しているらしい。
奥が深いね果物は。何か物を作っている人ってのは、そのものの専門家なんだよな。そのものを知り、研究を重ね。努力を惜しまず、経験・知識を重ねてうめぇもんつくってるんだよなぁ。食材にも、作り手にも感謝だよな。

カボスではちみつカボスを作りたい

 地域の特産品が売っているお店で、なんとなくカボスを買ってきた。ああ、このかぼす何にしようかな…ってところで、はちみつカボスを作りたいなぁって思った。といっても、はちみつレモンのごとく、カボスを輪切りにして、種をとってはちみつに漬けておくだけだが。カボスとすだちってどう違うんだ?っとふと思ったので、また別の記事で書くことにする。たしか、大きさは違うよな。うん。

 カボスの話をしようと思う。酸味が強くて生食には向かない。香酸柑橘に分類され、似たような柑橘にすだちがある。黄色く熟すと特有の香りや酸味が薄れるので、皮が緑の未熟果時に使うのがおすすめとのこと。まあな、確かに酸っぱい。だがしかし、酸味が好きな猛者はおそらくぺろりと食べてしまうことだろう。俺は、生のレモンをそのままぺろりと行く輩を数名知っている。ああ、考えるだけで口の中が酸っぱくなる。ううううう。
 そして、うどんやらかき氷やら、よくすカボスやすだちを使ったものを見かけるので、日本人酸っぱいの好きだなぁっと思う。俺も結構好きだ。
 千葉県の小見川の方に和三盆のシロップにすだちのしぼり汁で食べるかき氷があるのだが、これがめっちゃめちゃうまい。是非、この辺まできたらおすすめしたい一品だ。

 カボスって体に良いって話をちょいちょい聞くけど、実際どうなんだろう?ということで少しばかり調べたことを書いてみる。

・柑橘類にはリンナジンという成分が含まれているらしい。この成分には強い抗酸化作がある。カボスの皮の部分に多く含まれているため、皮ごと使うと健康に良いとされる。このリンナジン、花粉症の症状を抑える抗アレルギー作用があるらしい。まじか。そして、食欲抑制効果もあって、満足感を得られやすくする働きもあるらしい。ダイエットにもいいのだろうか。
 ※高血圧の薬と一緒に摂るとリスクがある可能性があるので注意
・ビタミンCが多くて、美肌効果やストレス解消に役立ちます。レモンと比べてしまうと半分程度になってしまうが、100gあたり42gほど含まれているらしい。※すだちも同じぐらい。
 このビタミンC、吸収されやすいのだが沢山摂取しても余った分は排出されてしまうらしい。継続的な摂取が必要だな。
 精神的なストレスを受けたり、寒暖差によるストレス、喫煙などでも大量のビタミンCを消費するので、ビタミンCは多めに摂取すると体にいいらしい。
 コラーゲンの生成にもかかわる栄養素なので、美肌効果や、細胞にバリアを作る働きがある。風邪予防に効果的。腸からの吸収をよくする働きもみられて、鉄欠乏貧血の改善にも効果的らしい。強い抗酸化作用があるので、老化などの原因となる活性酸素を除去してくれる働きがある。そして、生活習慣病の予防にもなるそうだ。
・ピネン・リモネンというような成分が含まれている。これはリラックス効果、血行の促進にいいらしい。
クエン酸代謝をよくしてくれる。クエン酸疲労回復だけにとどまらず、エネルギー代謝回路の中心となって働いてくれる。クエン酸回路がうまく機能しないと、ごはんから摂った糖分、脂肪、タンパク質などをうまく使うことができない。代謝が悪くなる。カボスにはレモンよりも多くクエン酸が含まれている。
カリウムも豊富に含まれている。このカリウム、塩分を排出するときに役立つ。むくみの予防や改善、高血圧予防にも役立つらしい。カリウムは熱に弱いので果汁を絞ったりして生で摂取するカボスはベリーナイスな食材だ。
 
 上記のように、食べるとたくさん良いことあるみたい。何物もバランス命。食べすぎは良くないと思うので、これも適度に生活に取り入れたいものである。
 輪切りにしてうどんに乗せるもよし、はちみつすだちにするもよし。ゆず風呂みたいに、お風呂に浮かべてみるもよし。すだち風呂もお肌つるつるになれるらしいぜ。いいなぁ。
 天ぷら、お鍋、焼き魚…ああ、サンマにカボスやすだち最高だよな。

 知人に話を聞いてのだが、ゆず、カボス、すだちに加え、ヘベスなんて柑橘類も出回っているらしいので、もし手に入ったらまたお話しようかと思う。ちなみに、このヘベス…ヘベス君というマスコットキャラクターまで存在している。興味深い柑橘類だ。うん。

 はちみつカボスを作ったら、またTwitterにてお話させていただこうかと思う。この記事を書いていて、何度か酸っぱいものを想像したときに出てくる唾液がでている。これもまた体に良いらしい。この話は、また今度にしようかと思う。また今度にしようという話が沢山で申し訳ないが、多めに見てくれ。

 秋の味覚沢山の時期だから、是非是非カボスも機会があれば取り入れていただきたい。白身の焼き魚などにかけると、グンとおいしくなるんだ。

ちなみに、はちみつカボスは最初に言った通りカボスを輪切りにして種を取り、瓶やタッパーに入れてはちみつを適量(カボスが浸かる程度)投入するだけである。グラスに入れてお酒や炭酸で割るのもうまそうだ。

-材料ー
・カボス…適量
・はちみつ…適量

本当に適当だ。
ではでは、良いカボスライフを!

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はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問

ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?

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自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?

はちみつとパンの話。なんで、シャリシャリになるのか。

ブログを書きたくなるのはどんなとき?

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新しいことを調べたとき。気づきがあったとき。

下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?

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自分の記事を読み返すことはある?

ざっと一応読む。誤字脱字を見るために。ただ、気が付かないときが多い。

好きなはてなブロガーは?

あんまり、誰かのブログを見に行っていない。

はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?

お世話になります。新参者ですがお手柔らかに。

10年前は何してた?

18歳っすか。たぶん。高校卒業。そして、自衛隊に入隊。

この10年を一言でまとめると?

破壊と創造。もしくは、死と再生。え?二言だって?気にしない気にしない。

愛することは素敵なことばかりではないが、悪いことばかりでもない

 誰かを愛するということは、素敵な事ばかりではないけど、悪いことばかりでもない。そんな話をする。
ただのボヤキだ。苦手な人は見ないことをお勧めする。

 現実というのは厳しいことばかりだ。愛する人との甘ったるい幸せな日々なんて皆無だ。そんなもの、アニメや漫画、恋愛小説の中だけの空想だ。俺にとってはな。もちろん例外もあるだろう。

 正直、寂しいし悲しい。なんでこうも愛されないのだろうか…と、病む瞬間ももちろん存在している。だって、人間だもの。わかるよ。虚しいさ。こういう時。悲しいんだよ。うん。
 どんなに考え方を変えても、どんなに視野を広げても。こうやって、卑屈になったり勝手に悲しくなったりそういう部分は緩和されてもずっとついてまわるんだ。厄介なことに。

 こういう思考に陥ったっていい。だって、考え方の癖は簡単には変わらん。一瞬は、病んだって構わない。ただ、負のループに身を任せてはいけない。きっと、それをそらすことはできると思うのだ。

 こういう時にとる行動はただ一つ。自分が本当に求めているものは何かを突き詰めるのに時間を使う。考えすぎるなら、考えすぎればいいというところで。こういう方法をとる時もある。

 君が本当に求めることって何ですか?

ここで、妄想力が発揮される。
自分が本当に求めているのは、営業中な相手なのか、完全オフの相手なのか。もち、完全オフの相手だ。そうしたら、どうだい?しょうがなくない?相手、今、忙しいんだよ!おそらく。疲れたぁ、もう無理!って、疲れたときに頼ってもらえるのが本当の理想なわけだよ。ついでに言えば、本当に疲れている時は俺につかれたっていう元気もないかもしれないわけだよ。甘えたいんじゃなくて、甘やかしたいんよ。それを考えると、構ってほしいっていうのはなんか違う。理想と違う行動をとることになる。甘やかすってのは、自分のタイミングでするもんじゃなくて、相手が頼ってくれたタイミングでぶちかますものなのだ。相手が欲しいタイミングで惜しみなく提供するべきだ。

 相手をどう愛したいんだ俺は?そう考えたときに、見返りを求めない愛となる。この、見返りを求めない愛ってなにかって、文字通り見返りを求めちゃいけないんだよ。見返りってなにかって?わかるだろ?相手に愛されたいっていう感情も、おそらく立派な見返りなんだ。○○されたい、○○してほしい。自分はこれだけあなたを愛しているのだから、愛してほしい。ってのは、立派に相手に見返りを求めている状態になる。
 見返りを求めない愛というのは、たとへ相手が俺を愛さなかったとしても、たとへ恋が実らなかったとしても。本当に、何にも自分に返ってくる事は何もなかったとしても。いつでも相手の幸せを、相手が一瞬一瞬を意味があるように生きられることを願っていて。相手のためなら、自分のできうる限りを、相手のタイミングで差し出せるように、粛々とただただ準備をすることなんだなぁと最近特に感じるのだ。

だから、誰かを愛することは、素敵な事ばかりではないよ。

 こういう葛藤を繰り返している。結ばれて仲良く暮らしましたとさ、めでたしめでたしという未来への確信はない。素敵な事ばかりでなないかもしれない、それでも悪いことばかりでもない。相手が生き生きと今日を生きていることに感謝の念を抱くし、俺はそれがわかれば幸せだ。稀に来るたまに葛藤が邪魔をするが、自分が本当はどうしたいのかということを苦しむたびに思い出す。それが大事だ。

 俺は、相手を愛するということに誠実に向き合いたいと考える。

 愛することは、楽しく苦しむことなのかもしれない。

 難しいが、苦しいことも楽しむんだ。例え、1%の甘さしかなくても、それを妄想で最大限に膨らませて、俺は楽しく生きていきたい。